貧血がないから大丈夫?実は見逃されやすい「隠れ鉄欠乏」

貧血がないから大丈夫?実は見逃されやすい「隠れ鉄欠乏」

貧血がないから大丈夫?実は見逃されやすい「隠れ鉄欠乏」

「健康診断で貧血はないと言われたから安心」と思っていませんか?

実は、ヘモグロビン値が正常でも体内の鉄が不足している「鉄欠乏」の状態が隠れていることがあります。鉄は赤血球を作るだけでなく、脳や筋肉の働きにも重要な役割を果たしています。そのため鉄不足になると、疲れやすい、集中力が続かない、息切れしやすい、髪が抜けやすいといった症状が現れることがあります。

鉄の貯蔵量を評価する検査として「フェリチン」があります。フェリチンは体内に蓄えられている鉄の量を反映し、ヘモグロビンが低下する前から異常を示すことがあります。

特に月経のある女性、妊娠中の方、成長期のお子さま、持久系スポーツを行う方は鉄欠乏のリスクが高いことが知られています。

東京予防クリニックでは、一般的な血液検査だけでなくフェリチン検査も含めた評価を行い、隠れた鉄欠乏の早期発見に取り組んでいます。原因不明の疲労感や集中力低下が気になる方は、お気軽にご相談ください。

【参考文献】
World Health Organization. Guideline on Use of Ferritin Concentrations to Assess Iron Status. 2020.
British Society for Haematology Guidelines for Iron Deficiency Anaemia. 2021.

東京予防クリニック 院長 安水大介
執筆・監修
/ 東京予防クリニック 院長

大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。心臓血管外科医を経て厚生労働省で医療政策立案に従事。London School of Economics・シカゴ大学公共政策大学院で医療経済を研究し、Johnson & Johnson の Head of Government Affairs & Policy を経て東京予防クリニックを開院。

最終更新日:2026.06.09

本記事は一般的な医学情報の提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状のある方は医療機関にご相談ください。

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