骨粗鬆症は骨折してからでは遅い?“骨の健康寿命”を守るために

骨粗鬆症は骨折してからでは遅い?“骨の健康寿命”を守るために

「骨は丈夫だから大丈夫」と思っていませんか?

骨粗鬆症は、骨の密度や質が低下して骨がもろくなる病気です。初期にはほとんど自覚症状がなく、転倒や軽い衝撃で骨折して初めて見つかることも少なくありません。特に背骨や股関節の骨折は、寝たきりや介護が必要となるきっかけになることがあります。

加齢に加え、閉経後の女性では女性ホルモンの減少により骨量が急激に低下します。一方、男性でも加齢や喫煙、過度の飲酒、運動不足、ステロイド薬の長期使用などにより骨粗鬆症のリスクが高まります。

骨粗鬆症は、予防と早期発見が何より大切です。カルシウムやビタミンD、たんぱく質を十分に摂ることに加え、ウォーキングや筋力トレーニングなど骨に適度な刺激を与える運動も効果的です。また、骨密度検査を受けることで、自分の骨の状態を知ることができます。

健康寿命を延ばすためには、「骨を折らないこと」も重要な予防医療の一つです。50歳を過ぎた方や、閉経後の女性、ご家族に骨粗鬆症の方がいる方は、一度ご自身の骨の健康を確認してみてはいかがでしょうか。

参考資料

  • 日本骨粗鬆症学会「骨粗鬆症診療ガイドライン」
  • 厚生労働省「健康づくり・骨粗鬆症に関する情報」
  • 公益財団法人骨粗鬆症財団 骨粗鬆症に関する一般向け情報
東京予防クリニック 院長 安水大介
執筆・監修
/ 東京予防クリニック 院長

大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。心臓血管外科医を経て厚生労働省で医療政策立案に従事。London School of Economics・シカゴ大学公共政策大学院で医療経済を研究し、Johnson & Johnson の Head of Government Affairs & Policy を経て東京予防クリニックを開院。

最終更新日:2026.07.02

本記事は一般的な医学情報の提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状のある方は医療機関にご相談ください。

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