子宮頸がんによる死亡が「ゼロ」に。

子宮頸がんによる死亡が「ゼロ」に。

子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)感染が主な原因となるがんです。HPVワクチンは、これまで前がん病変や子宮頸がんの発症を減らすことが示されてきましたが、最新の英国研究では、子宮頸がんによる死亡を大きく減らす可能性が報告されました。

この研究では、イングランドの子宮頸がん死亡データを解析し、12〜13歳でHPVワクチンを接種した世代では、20〜24歳の子宮頸がん死亡が0人だったと報告されています。つまり、HPVワクチンは「がんを防ぐ」だけでなく、「命を守る」ワクチンであることが、リアルワールドデータから示されつつあります。

HPVは女性だけの問題ではありません。男性にも感染し、中咽頭がん、肛門がん、陰茎がん、尖圭コンジローマなどの原因になります。また、男性が接種することで、自分自身を守るだけでなく、将来のパートナーへの感染リスクを下げることにもつながります。

予防できるがんを、予防する時代へ。HPVワクチンについて気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

参考文献;https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42309117/


東京予防クリニック 院長 安水大介
執筆・監修
/ 東京予防クリニック 院長

大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。心臓血管外科医を経て厚生労働省で医療政策立案に従事。London School of Economics・シカゴ大学公共政策大学院で医療経済を研究し、Johnson & Johnson の Head of Government Affairs & Policy を経て東京予防クリニックを開院。

最終更新日:2026.07.08

本記事は一般的な医学情報の提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状のある方は医療機関にご相談ください。

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