偏頭痛の特徴と薬の使い方に注意

偏頭痛の特徴と薬の使い方に注意

「頭痛持ちだから仕方ない」と思っていませんか?実は、頭痛にはさまざまな種類があり、その中でも偏頭痛(片頭痛)は適切な治療によって症状を軽減できる可能性があります。

偏頭痛は、頭の片側だけでなく両側に起こることもあり、「ズキズキと脈打つような痛み」が特徴です。痛みは数時間から3日程度続くことがあり、動くと悪化しやすくなります。また、吐き気や嘔吐、光や音がまぶしく・うるさく感じる症状を伴うことも少なくありません。人によっては頭痛の前に、目の前がキラキラする、視野の一部が見えにくくなるなどの前兆が現れる場合もあります。

頭痛が起きるたびに市販の鎮痛薬や処方薬を飲んでいる方も多いですが、月に何度も痛み止めを使用している場合は注意が必要です。一般的に、鎮痛薬の使用回数が多くなると「薬物乱用性頭痛」と呼ばれる状態になることがあります。これは薬を飲みすぎることでかえって頭痛が起こりやすくなる状態で、頭痛と薬の悪循環に陥ってしまいます。

また、「薬が効かない」と感じている方の中には、薬を飲むタイミングが遅れているケースもあります。偏頭痛治療薬(トリプタン製剤など)は、痛みが強くなってからではなく、「頭痛が始まった」と感じた早い段階で服用することで効果を発揮しやすくなります。

頭痛が月に何回もある、痛み止めを頻繁に使っている、薬が効きにくいと感じる場合は、一度医療機関で相談することをおすすめします。最近では頭痛を予防する治療薬も登場しており、頭痛の回数そのものを減らせる可能性があります。頭痛を我慢せず、適切な診断と治療につなげることが大切です。

東京予防クリニック 院長 安水大介
執筆・監修
/ 東京予防クリニック 院長

大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。心臓血管外科医を経て厚生労働省で医療政策立案に従事。London School of Economics・シカゴ大学公共政策大学院で医療経済を研究し、Johnson & Johnson の Head of Government Affairs & Policy を経て東京予防クリニックを開院。

最終更新日:2026.06.11

本記事は一般的な医学情報の提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状のある方は医療機関にご相談ください。

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