「LDLコレステロールは、どこまで下げればよいのでしょうか?」

「LDLコレステロールは、どこまで下げればよいのでしょうか?」

心筋梗塞や狭心症などを一度経験した方では、再発予防のためのLDLコレステロール(LDL-C)管理が重要です。

日本人を含む東アジア人を対象とした最新の解析では、LDL-Cを70mg/dL未満にすると心血管イベントが減少し、さらに55mg/dL未満を目指すことで追加の予防効果が得られる可能性が示されました。韓国のランダム化比較試験では、55mg/dL未満を目標とした群で心血管イベントが約33%減少し、有害事象の増加も認められませんでした。「欧米人ほど下げなくてもよい」と考えられてきた東アジア人でも、二次予防では**“the lower, the better”**という考え方を支持するエビデンスが蓄積しています。一度ご自身のLDL-C目標値を確認してみてはいかがでしょうか。

情報源
・第58回日本動脈硬化学会総会・学術集会(2026年)
・日本動脈硬化学会『動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版』


東京予防クリニック 院長 安水大介
執筆・監修
/ 東京予防クリニック 院長

大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。心臓血管外科医を経て厚生労働省で医療政策立案に従事。London School of Economics・シカゴ大学公共政策大学院で医療経済を研究し、Johnson & Johnson の Head of Government Affairs & Policy を経て東京予防クリニックを開院。

最終更新日:2026.08.21

本記事は一般的な医学情報の提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状のある方は医療機関にご相談ください。

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