「LDLコレステロールは、どこまで下げればよいのでしょうか?」
心筋梗塞や狭心症などを一度経験した方では、再発予防のためのLDLコレステロール(LDL-C)管理が重要です。
日本人を含む東アジア人を対象とした最新の解析では、LDL-Cを70mg/dL未満にすると心血管イベントが減少し、さらに55mg/dL未満を目指すことで追加の予防効果が得られる可能性が示されました。韓国のランダム化比較試験では、55mg/dL未満を目標とした群で心血管イベントが約33%減少し、有害事象の増加も認められませんでした。「欧米人ほど下げなくてもよい」と考えられてきた東アジア人でも、二次予防では**“the lower, the better”**という考え方を支持するエビデンスが蓄積しています。一度ご自身のLDL-C目標値を確認してみてはいかがでしょうか。
情報源
・第58回日本動脈硬化学会総会・学術集会(2026年)
・日本動脈硬化学会『動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版』