重度熱傷治療の未来を変えるエクソソーム
エクソソームは様々な領域の治療を劇的に変える可能性があることを知っていますか?
2026年6月、カナダのHamilton Health Sciencesは、顔面と頸部に重度の熱傷を負った18歳女性に対し、エクソソームを用いた治療を行い、皮膚移植を回避できた症例を発表しました。通常、このような深い熱傷では皮膚移植が必要となりますが、顔や首では瘢痕や色調差が残り、外見やQOLに大きく影響します。今回、臍帯・羊膜組織由来の幹細胞から得られたエクソソームを、デブリードマン後に局所注射し、PRPも併用したところ、極めて良好な創傷治癒が得られたと報告されています。エクソソームは細胞間の情報伝達を担い、炎症を抑え、組織修復を促す可能性があります。ただし、今回は特例的に実施された1症例であるため、今後標準治療となるために、さらなる安全性や有効性を検証するための臨床研究の実施が期待されます。
引用:https://www.hamiltonhealthsciences.ca/share/category/media_room/