「最近疲れやすい…それ、男性更年期かもしれません」

「最近疲れやすい…それ、男性更年期かもしれません」

「年齢のせいだから仕方ない」と思っていませんか?

40〜50代以降になり、「疲れやすい」「やる気が出ない」「筋力が落ちた」「性欲が低下した」と感じる方は少なくありません。こうした症状は加齢だけでなく、**男性更年期(LOH症候群)**が関係していることがあります。

男性更年期は、男性ホルモン(テストステロン)の低下によって起こる症状の総称です。症状には、疲労感や意欲の低下、集中力の低下、気分の落ち込み、睡眠の質の低下、筋力低下などがあり、日常生活や仕事のパフォーマンスに影響することもあります。

男性更年期が疑われる場合は、問診や質問票に加え、血液検査でテストステロン値を測定し、症状と合わせて総合的に評価します。また、甲状腺疾患や貧血、睡眠時無呼吸症候群など、似た症状を引き起こす病気が隠れていないか確認することも大切です。

検査の結果、男性ホルモンの低下が認められ、症状との関連が考えられる場合には、テストステロン補充療法が選択肢の一つとなります。治療によって症状の改善が期待できますが、すべての方に適応となるわけではありません。前立腺の状態や既往歴などを十分に確認したうえで、安全に治療を進めることが重要です。

「年齢のせい」と諦める前に、一度ご自身のホルモンバランスを調べてみませんか。気になる症状がある方は、お気軽に東京予防クリニックまでご相談ください。

参考資料

  • 日本泌尿器科学会「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症)診療ガイドライン」
  • 日本Men's Health医学会
  • 厚生労働省 男性更年期・健康に関する情報


東京予防クリニック 院長 安水大介
執筆・監修
/ 東京予防クリニック 院長

大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。心臓血管外科医を経て厚生労働省で医療政策立案に従事。London School of Economics・シカゴ大学公共政策大学院で医療経済を研究し、Johnson & Johnson の Head of Government Affairs & Policy を経て東京予防クリニックを開院。

最終更新日:2026.07.13

本記事は一般的な医学情報の提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状のある方は医療機関にご相談ください。

健康コラム一覧へ戻る