予期せぬ副作用が医学を変えた ― 男性医療を支える3つの薬

予期せぬ副作用が医学を変えた ― 男性医療を支える3つの薬

「副作用」は避けるべきものと思われがちですが、時には医学を大きく進歩させるきっかけになります。代表例が、シルデナフィル(バイアグラ®)、フィナステリド、ミノキシジルです。シルデナフィルは狭心症治療薬として開発されましたが、臨床試験で勃起機能の改善が確認され、現在は勃起不全や肺高血圧症の治療に用いられています。フィナステリドは前立腺肥大症の薬でしたが、服用患者で発毛効果が認められ、男性型脱毛症(AGA)の治療薬となりました。さらに、降圧薬として開発されたミノキシジルも、多毛という副作用から発毛剤へと生まれ変わりました。治療開始後に一時的に抜け毛が増える「シェディング」は、新しい毛への生え替わりによる現象で、多くの場合は薬が作用しているサインと考えられています。こうした例は、患者さんの小さな変化に耳を傾けることが、新たな治療法の発見につながることを教えてくれます。

東京予防クリニックでは、AGA治療や男性の健康相談にも対応しています。気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

東京予防クリニック 院長 安水大介
執筆・監修
/ 東京予防クリニック 院長

大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。心臓血管外科医を経て厚生労働省で医療政策立案に従事。London School of Economics・シカゴ大学公共政策大学院で医療経済を研究し、Johnson & Johnson の Head of Government Affairs & Policy を経て東京予防クリニックを開院。

最終更新日:2026.08.03

本記事は一般的な医学情報の提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状のある方は医療機関にご相談ください。

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